リング

[出版社]角川書店

 ◆おすすめ度   :★★★☆☆

 ◆せつなさ、哀しさ:★☆☆☆☆
 ◆登場人物の魅力 :★★☆☆☆
 ◆恋愛描写    :☆☆☆☆☆
 ◆緊張感     :★★★☆☆
 ◆恐怖度     :★★★★★

【あらすじ】

若い男女四人が同日の同時刻に亡くなるという事件が発生した。新聞記者の浅川は、この謎について取材をしていくうちに、見たものは七日後に死んでしまう、という呪われたビデオテープを見てしまう。七日間のあいだに、山村貞子という女について、どんな人物なのか、どこに眠っているのか、呪いを解くにはどうすればいいのか、浅川とその友人の高山は調べていく…

【感想】 

 実はこの作品、読んだのがかなり前で、内容の詳細を忘れかけており、しかも文庫本がどっかに行ってしまいました。でも、原作はそんなに怖くないです。映画化で怖くしているだけなんですよね。あんまり恐怖恐怖、という作品は好きではないんですよね。私は、この作品のおもしろさは、怖さじゃなくて、山村貞子について調査していく過程だと感じました。ただ怖いだけの作品なら読まないですよ。
 そもそも、私が角川ホラー文庫を読む理由って、怖いからじゃないんです。面白いから。調査もの、ミステリー、サスペンスが好きで、その中でもよくできてるな、と思うから読むんですよ。山村貞子がどうやって、ビデオテープに念写したのか科学的に書かれているし、どんな生涯を送ってきたのかを時代背景も丁寧に作られていて、よかったです。

【映画化について】

 ハリウッド版が作られると、「もういいよ…」という感じになりました。松嶋奈々子が出た時は見たんですけど。しかも、宣伝文句は「全米が恐怖につつまれる」みたいなセリフだし…
だーかーら、この作品の面白さは恐怖じゃないんだって…謎解きが面白いのに…でもまあいいです。鈴木光司が納得してるし。
わざわざみんな、怖い思いしてまで観たいのかなあ。私は原作で満たされてしまったので、映画は見ないです。